🌹薔薇と白鳥🕊

2018.05.28

 薔薇と白鳥 公演2日目。

 


1階 3列目 D8 下手。

 


下手の席は八乙女担がばんばんざいの席だって知って挑んだ。

 


いつどこで光くんが出てくるのかわかんないままドキドキしながら始まって。

不意に窓から出てきたのは、八乙女光じゃなくて、クリストファー・マーロウだった。

いつもの優しい光くんの目じゃなくて、舞台俳優のマーロウの鋭くて寂しげな目つきだった、、声だってそう。いつもは高めの光くんの声。けど違った。低い、低い声。マーロウの声だった。(聞いたことないけど)

 


ウィリアム・シェイクスピアって最初から天才なんだと思ってたんだけど違った。ウィルはキットの作品を見てそれを盗んで自分の力にしてた。逆を言えば、ウィルはキットの作品がなければ書けない。

     「芝居は教えるものじゃない、盗め。」

…かっこよかったなぁ、、光くんの好きそうなセリフ。キットは凄いんだなぁ…心から湧き出てるセリフをありのままに書いてたんだなぁ…って思ったんだっけな。

 

急に飛ぶけど。

 

一番好きなとこ、2幕の最後。

赤い衣装と白い衣装に身を包んだウィルとキットが話し合うシーン。

 


ウィルが隠してきた真実をキットに銃口を向けながら話すとこ。

「1回しか言わないからよく聞け。お前は俺を超える才能がある。…お前の書いた芝居は、お前が生きた証になる。」(ニュアンス)

弟子じゃなくてライバルだってウィルのことを思ってて、それでもウィルの才能は認めるキット。

 


「こんな満員の劇場で演技ができるなんて幸せだぞ。」(かなりニュアンス)

こんな感じのセリフを言ってたときのマーロウが、切なくも幸せそうな表情でみとれた…

 


マーロウはヒモ男、クズ男なのかと思って最初から見てたんだけど、全然。どこがだよってくらい、心の中に熱いものを持ってて、ライバルを大事にするめっちゃ良い奴でした。

 


最後のカーテンコール。出てきたのはまだクリストファー・マーロウで、Hey! Say! JUMP八乙女光じゃなかった。

手も振ってくれてたけど、笑ってくれてたけど、あれはクリストファー・マーロウ。

光くんの役に憑依するってこういうことかって実感できた。

舞台俳優、八乙女光が見れてほんとによかった。さらに好きになった。光くんも天才。

 


そうそう、下手の話。

光くんかなり下手にいることが多くって、舞台の端にも何回も来てくれてて。5歩歩けば光くんに届くって距離。近っ。

ライトが上から当たるから、光くんのほりの深さがより際立って、本当に美しいんだなこれが。

横向いた時の鼻筋とか、腕を組む時にちょっと見える筋とか、ポケットにを 入れるか入れないかの手とか。ほんとにひとつひとつがかっこよかった。

 


ヒゲ、似合ってたよ

 

 

あっここ好き。って思う場面がかなりあるんだけど、次もいい場面だったりしてすぐ上書きされちゃって…

光くん見るので精一杯で話は全く入ってこなかった。笑

次でラストかもしれない、(多分ラスト)

もっともっと光くん、マーロウを目に焼き付けて、好きな言葉も覚えて会場から出たいなぁ。

 

とりあえず、光くんが好きってことと、薔薇と白鳥が素晴らしい舞台だってこと。

 

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